ジェフリー・ウルフ・グリーンのアストロジー
冥王星の射手座へのトランジット
「プルートー 第二巻:魂の進化の旅ー人間関係編の最終章として」
本書の大部分は冥王星が蠍座をトランジットしている時期にかかれたので、現在、読者のために射手座を進んでいる冥王星について書いておくことも大切だと思
います。冥王星が射手座をトランジットすることの具体的な意味を理解するためには、これまで体験してきた歴史的過去を正しく理解することが大切です。それ
によってはじめて、未来の動きや出来事と関連づける事ができるということができるのです。占星術はまず、現実との相互関係の上にたつもので、物事の原因で
はないことを忘れてはいけません。占星術は社会、世界情勢、それぞれの人々との関係性の上にリアリティーを持っているものです。現在の状況を定義してきた
過去について具体的な理解を得ることは、未来の出来事を内側と外側からリアルに理解することにつながります。そのことをふまえて、過去から現在に至るまで
の歴史を再検討してみたいと思います。
いうまでもなく、射手座をトランジットする冥王星について論ずるためにも、あらゆる物事はそれ自体では存在せず、相互に関わりあい、相互に支え合って創造
されているということを忘れてはいけません。その流れにおいて、現在、ほとんどの占星術師が我々が「水瓶座時代」に入っていこうとしていることを知ってい
ます。水瓶座時代に入る直前に魚座の時代がクライマックスを迎えます。一つの時代が希望の絶頂に達し、進化への意志が働く時にはいつも、前の時代のサイク
ルを繰り返すことに歯止めをかけようという働きが生じます。時代の進化を促すために、比較的短い期間にその時代の特質がすべて現れてくるのです。このよう
な、心理的な体験が凝縮されている時代には、個人と集団のリアリティーを作ったすべての本質が明らかになり、理解される可能性が高まります。時代が進むに
つれて理解は深まり、新しいパラダイムが具体的に個人や集団の認識に反映し、歴史が繰り返されることに歯止めをかけるのです。
何千万年を振り返る歴史的視点からも、古い歴史が繰り返されることに歯止めをかけようとする進化的意図があるにもかかわらず、歴史は時代の変化の直前に
おいて繰り返す傾向があったのはあきらかです。当然、なぜかという疑問がわいてきます?この答えは、「プルートー」の著書の主要な哲学的課題となってい
る、魂の四つの進化的状態と関わってきます。人口の70パーセントが他者のコンセンサスを求めるという進化段階にあるならば、変化の道以外に選択肢がなく
なるところまで追い込まれないと同じ歴史が繰り返されるということは理解できるでしょう。コンセンサス状態は土星的な人たちの支配原理でもあります。それ
はあらゆる時代と場所における多数による現実の理解に習おうとする欲求です。その結果、70パーセントの人は自分の住んでいる時代や場所を客観視すること
ができません。こうした客観性の欠如は、個人と集団の両方において、事件や動向から学び、適応する能力がないということになって現れます。50年前の世界
大戦中のアウシュビッツの問題にたいしての「もう二度と繰り返すまい」という世界的反省を思い出してください。不幸なことに、またもや、歴史は繰り返して
います。ボスニア戦争をはじめとする「民族浄化」の狂気などは一例にすぎません。
したがって、これから冥王星が射手座をトランジットする時代を考えるために、私たちの存在する現実の構造の性質が歴史サイクルによって決められている事
を知ることが大切になってきます。現時点において、我々は魚座から水瓶座に遷移するはじまりのところにいることを受け入れなくてはなりません。過去を見つ
める視点から25000年前の水瓶座時代において、原始母権性が確立していたことをふまえる事が大切です。新しい水瓶座時代を迎えるにあたって、可能な限
り過去の水瓶座時代を振り返り、理解しておくことは大切なことでしょう。そうすれば、現在の我々のニーズに適応できるような認識を得る事ができるでしょ
う。
母権性の本質の下では、人々はすべての人にとって自明である自然の法則の中に生きており、自然の法則にかなう生き方をしていました。自然はそれ自体で意
識を持つ存在で、相互に関係し、依存しながらあらゆる生きとし活けるもの達は対等に創造された存在であるとされていました。地上に反映されているものが神
であり、天上の神など存在しなかったのです。今日、その神はガイアと呼ばれています。結果的に、その当時の信仰形態は自然の法則という自明なものとつな
がっていたのです。というわけで当時の人々は自然の法則によって現実の現象を解釈していました。そういうわけで、あらゆる被造物が完全なバランスと平等の
中に生きていたのです。彼らの教師は、自然の自明な法則であり、具体的には彼らの周りの動物や植物だったわけです。動物や植物も魂を持ち、従って、お互い
に教えあったり、語り合ったりできるととらえていたわけです。
母権制時代の男女は、お互いの関係性を自然の世界を観察した結果をもとに作っていました。他の様々な動物がどう生きているかをみて、男女の役割の決定を
自然界から学んでいました。したがって、女性的創造原理が自然であると認識されるのも当然です。どの動物を観察してみても、子供を産み、家族単位を維持し
まとめることが雌の個体によって為されていることが、あらゆる動物の群れにおいて自然な事だからです。母権制の時代では、赤ちゃんを作ることに男女が対等
の役割を担っているという知識はありませんでした。したがって、女性が妊娠した時、それは創造の源からのダイレクトな働きかけであり、奇跡であると見なさ
れていました。当時はまだ、創造の源という観念はまだ、なかったにもかかわらずです。こうした事実が母権社会の存在理由でした。そういう理由から当時の男
女はセクシャリティーについて今日とは全く違う理解を持っていました。女性とセックスするということは創造の源との神秘的な関わりであり、現代風にいえ
ば、「神とメイクラブ」するということでした。というわけで、セクシャリティーは自然の法則にかなった聖なる営みだったのです。
母権制には一夫一婦制も、核家族もなく、父権というものも存在していませんでした。子供たちは村単位で育てられ、思春期の男性の子供には性との自然な関
わり方を学ぶための通過儀礼が施されていました。当時の人々は自然の法則に従って生きていたので、女性と男性は今日の父権性に支配された世界とは全く違う
生き方をしていたのです。たとえば、あらゆる女性は二重の性的な資質を持っていました。主要なパートナータイプの男性に対するニーズを持っています、この
タイプの男性は女性に対して忠実でありたいタイプ。もう一方で、「野性的な男性」を求める欲求もありました。このタイプの男性は主要パートナータイプの男
性とは反対に、自由に生き、あまり、深入りせず、できるだけ多くの場所で種をまこうというタイプです。これには進化と生物学的な二つの法則が働いていま
す。一つの理由は主の保存そのもの、つまり、当時の死因はウイルス、バクテリア、寄生虫などなので、人間の肉体は強力な免疫システムが必要でした。強い免
疫システムを作り出すためには長い時間がかかります。この進化と変異は性交を通じて精子と卵子が結合して別の人間ができることによっておきます。免疫シス
テムもまた、精子と卵子が結合する事で、新しいシステムが生まれるわけです。人間や他の動物の生殖が細胞分裂による無性生殖であれば、免疫システムも変化
がなく、固定的なものです。このように、多くの他の生物同様に人間も性交という生存戦略をとったのです。人間の人口がとても少なかった太古においてはこう
いう、自然の法則に従った方法が必要でした。女性は可能な限り多くの男性と交わり、可能な限りの種の多様性を確保することが大切でした。この自然の法則は
人間の身体の遺伝子の多様性を作り出すためにも必要なことだったのです。
男性の精液の中には「キーラー精子」という進化生物学者がいう特殊な精子があります。男性が女性の中に射精した時にこれらのキラー精子は女性の子宮頸部
を取り囲んで、他の精子が子宮に入ることを阻止します。これらの精子は射精した男性本人の免疫システムと深いつながりがあります。このように女性は多くの
野生的男性と関わり、「淘汰の法則」によって種の生存に有利な強い生命力のある男性のそれによって妊娠したわけです。もう一つの理由は重要で、自然な事で
すが、性的体液にはあらゆる生命の進化のバックグラウンドとなる情報が記録されているという事があります。性的体液がセックスによって混じり合うことに
よって、それぞれ相手の「情報」が浸透(冥王星の性質)しあいます。様々な男性とセックスをして可能限り多くの精子を吸収することは女性の意識を拡大する
ことにつながったのです。この自然の法則が過去も、そして現在も有無もいわせぬ真実であるということです。このように女性の意識が拡大したことが、また
セックスで彼女自身の体液を男性に開放することでその男性が進化することを助けるというわけです。自然の法則の下で人々が生きていたときこの自然の法則は
単純に働き、父権制のしたで発生した、所有欲、嫉妬、執着などからは自由でだったのです。もし、この真実を疑うなら、進化生物学者のところにいって、この
質問をしてみるといいでしょう。父権性の影響下にあるあなたならこの答えにショックを受けるかもしれませんが、これらの科学者たちは今やこういう認識に到
達しているのです。
そして、主要パートナータイプと、野性的男性を求めるという二重性は今も女性の中に存在しています。ということは、現代における一夫一婦制の問題は当
然、「自由意志の問題」であるということになります。別な言葉でいえば、一夫一婦、一人が一人とのみ関係を維持するという性質はオオカミや鷲と違って、人
間の遺伝子のプログラムにはないということになります。もし、プログラムされていたなら、不倫といった問題は存在するはずがありませんし、一夫一婦制に反
する欲求や衝動は起こらなくなります。お互いのコミットメントが最高の状態にある二人でさえ、他の人に本能的欲求を感じてしまうことはあります。これだけ
でも、ここで語れている自然の法則をよく物語っています。この自然の法則に従ったライフスタイルの結果、戦争と女性に対する性暴力のいかなる歴史的痕跡も
この母権制の時代においては存在しないのです。この時代、階級制もまた存在しなかったので、すべては平等に分かち合われていました。人々は個人的所有はあ
りましたが、まだ、誰も土地を所有せず、土地はみんなの共有の生存基盤でした。男性と女性は平等にそれぞれの役割を自然に果たしていたのです。これらの歴
史的事実から、自然の法則との調和によって戦争や女性や子供への性暴力や、一つのジェンダーがもう一つを支配することや、政治的権力闘争や支配体制や、執
着やコントロールにつながるような心理的恐怖や嫉妬心は単に存在しないし、あり得なかったのです。この時代と現代社会までの間、この数千年から今に至るに
起こった恐ろしいことを比較すると、ここにあげた理想は再び実現されるべきではないでしょうか?
当然の疑問として、いつ、どんなふうに、なぜ、こうした生活形態が変わってしまったか?ということが問われます。その変化は、男性が子供を作ることに女
性と対等の役割があることに気がつき始めた時に起こりました。これは変に聞こえるかもしれないが、母権制から我々が父権制と呼ぶ制度に移行するきっかけが
このことにあったのです。どういう理由かわかりませんが、このことが男性に権力意識を起こさせたのです。占星学的にいえば、この移行は蟹座時代の山羊座準
時代に始まりました。山羊座も蟹座も社会通念的な心理的な性役割に定義され割り振られた星座なのは象徴的です。男性の新しい権力意識によって、父権的支配
への急速な成長が始まったのです。それにつれて、自然的な信仰のあり方も変化を余儀なくされました。結果的に現実に対する解釈の仕方や理解もまた変わって
きたのです。自然の法則の中に生きるのではなく、それとは対極にある人間自身が作った法や信仰を発展させたのです。父権性が徐々に母権制を圧倒していくに
つれて、男性は女性よりも男性が優位であるという信仰を作りあげ、さらには、自然そのものよりも偉大な人間ということを正当化しようとしました。まず、
「天上の神」を発明し、人間の教義と信仰を同時にそれに反映させ、精神と肉体という葛藤も必然的に発明してしまったわけです。肉体、それはセクシャリ
ティーの本質をあらわすものですが、それが今や、誘惑として、魂の世界をむしばむものとされました。こうして、精神的な人間になり、精神的に進化するため
に、人は肉体の発散するエネルギーを抑圧し、コントロールしなくてはならなくなりました。このことから、女性は肉欲と感覚の世界を表すようになりました。
ついには女性は誘惑を象徴し、魂の堕落のシンボルにすらされてしまったのです。男性によって作られた信仰はこの時代は「エデンの園」を含むいろいろな神話
として発展しました。そうして、父権制はさらに浸透し、女性は徐々に、男性の意志とコントロールと統治の下に置かれるようになっていったのです。
この父権制度が続く、数千年の間に、女性は自分を法的に、娼婦と宣言するか「正しい女性」とするか、という二つの選択肢がありました。これは、男性と結
婚し、自分の人生を小さな家の台所に限定して暮らし、その家を離れることを許されないということです。そして、自らの財産も教育を受けることも許されな
い、さらに、できれば男の子供を産むことを求められていたのです。これは男性にとって大切なことで、土地を所有することがさらなる権力につながったからで
す。もっと力を持つには、夫は、彼の土地と財産を彼の男の子につがせることが重要だったからです。このために男は誰が自分の子かわかるように誰と性交した
か知っておく必要があったわけです。これが、核家族と、父親の責任と女性に期待される貞操観念、そして、性欲の抑圧と自然の法則の抑圧の基盤になりまし
た。思春期に行われる少年への性的儀式も抑圧されました。繰り返しますが、なんであれ自然を抑圧すれば、あとで歪んだ形で現れます。たとえば、ローマ時代
初期の中産富裕階級は彼らの思春期の息子の性的通過儀礼として、プロの娼婦たちのところに送っていました。しかし、これは自然の法則に沿った母権制の下で
のそれとは似て非なるでもので、わいせつな単なる肉欲的なものでしかありませんでした。そして、セクシャリティーはだんだんと単なる生物的な生殖行為であ
ると誤解が時代が下るにつれて広まっていったのです。一方で、娼婦を法的な身分とした女性は財産や土地を所有することも自らを教育することも許されていま
した。
男性は神の創造物の中心に完璧な男性の神をおきましたが、その創造物は不完全だとしました。自然に対する矛盾は当然彼らの理性をおかしなものにしてしま
いましたが、それも当然なことでしょう。そして、男性は女性よりも勝るばかりでなく、人間は自然よりも勝るとしてしまったのです。男性の女性を統治し、コ
ントロールしたいという欲望は男性に、自分たち男性には生来、自然と自然の法則を支配し、統治する権限があるという信仰を植え付けてしまったのです。時が
たって、1世紀のキリスト教の記録にあるように、女性は生来邪悪で、女性であるというだけで、男性の堕落を促すシンボルとして、罪悪感を持つようにされて
しまいました。男性の「神は生来、完璧である」という信仰のおかげで、精神的な成長のためには肉欲を抑圧し、女性は生来の罪を償う存在として作られている
とされました。そして、男性は女性に対する誘惑に負けてしまったことに対する怒りを培い始めたのです。この本の第一章で書いたように、これは今日、サド/
マゾヒズムと心理学や病理学でいわれる要因の原因となりました。完璧である神に対する罪悪感によって、男性も女性も自らの不完全さをつぐなうために、魂は
苦しい状況の中で霊的成長をすることを学んだのです。
徐々に、自然に法則と自然の生き方が男性が作った自然の法則と矛盾する信念体系に道を譲り始めました。私たちは抑圧されたものは無意識に歪んだ形で表現
されるということを忘れてはいけません。つまり、自然なものが抑圧されるとおのずと怒りや激情の基盤に変わるということになります。やがて、父権制が確立
するにつれて、母権制における「あるがままの現実」とは全く反対の今日我々が知っている「悲しい現実」が生まれてきました。宗教的自己正当化や、経済的政
治的な階級闘争(もつものと持たざる者の戦い)によって生み出された悲惨な戦争に人々を巻き込み、女性と子供に対する心理的、性的な阻害行為を生み出し、
嫉妬やどん欲などの心理的動因となり、結婚や親密な人間関係における癒着となったりしました。心理学的な自己中心的な欲望や隣の人間よりも優れた人間であ
りたいという闘争の原因になる興味。下心や秘密の陰謀にみちた会議などなど、隣人よりも自分を重要視する感覚などを育ててきたのです。
父権制的信念体系によって、自然そのものも人間によって荒らされてきました。もはや、人間も例外なく、自然の平等の下で生きる時です。自然の法則は単純
に生きている事をゆるしてくれます。自然は常に、完全なバランスと調和の中にあります。自然の法則はおのずと自らのバランスをとります。人間は自らを自然
よりも優れたものとしたことによって、自然を支配し、利用する事ばかり考えるようになりましたが、その結果、人間の身体は他のどの生物よりもアンバランス
になってしまいました。この事はますます、今世紀において危機的な問題になるでしょう。
この問題を占星術的視点から見つめてみるととてもおもしろくなりそうです。前世と進化という視点からみるとこの惑星に今日いるすべての人々は木星と土星
と冥王星のサウスノードが山羊座にあり、当然、ノースノードは蟹座にあります。そして、ほとんどの私たちは海王星のサウスノードは水瓶座にあり、ノース
ノードは獅子座にあるのです。さらに、天王星のサウスノードは射手座にあり、ノースノードは双子座になります。これは何を意味しているのでしょうか?それ
は、今日この星にいる人のほとんどが前世において、原始母権制の時代の海王星のサウスノードが水瓶座にあった時代、そして、母権制から父権性への遷移が始
まり勢いがついた、土星と木星と冥王星(集合的、個人的な魂の構造を表す)のサウスノードが山羊座にあった時代に生きていたという事です。天王星のサウス
ノードが射手座にあったということは私たちのほとんどが自然の法則に則った部族や文化、社会を経験したということを表しています。つまり、我々全員が地球
そのものにとってもとても不安定な時代にいるのです。実際、私たちは原始母権制の時代から25000年後の銀河回帰(春分点がもとの位置に戻る)の時点に
居るわけですから。
なぜ、このようなグループソウルが今日、この星に存在しているのでしょう。このグループとこの歴史的ポイントの関連は、その時代の人々が現在においてか
つての時代の認識と教訓を生かすために、そして、未来に適応するためにあると言えるでしょう。そして、真の霊化(海王星の働き)が、私たちがその霊的な
ルーツ(海王星のサウスノードが水瓶座にある時代)を思い出す時に起きてくるでしょう。したがって、それは母権制時代に戻ること。自然の法則のバランスが
とれた時代に戻ることを意味しているのです。その時、男性が作った父権的信念体系が解きほぐされ、ゆるんでくる(海王星の働き)でしょう。この霊的なルー
ツがひとたび、再認識されれば、ごく自然に私たちが刷り込まれた現象に対する理解の仕方も、再び自然と自然の法則に結びついたものに変わってくるでしょ
う。これが木星と、土星と冥王星のノースノードが蟹座にあることの意味の本質です。地上に生きる(蟹座)という私たちの原点に戻るということでもあるので
す。同時に、本質的に自然な私たち個人や集団のセルフイメージ(蟹座)が変容(冥王星)して、父権性によって作られた人工的な信念や思考(山羊座)から解
放されることによって、起こってくるのです。
私たちは歴史が始まって以来、ずっと無意識には存在し続けてきたセルフイメージを再び取り戻すことができるのです。それによって、霊体と感情体と、肉体
のバランスとつながりが取り戻され、統合されるでしょう。霊と肉はもはや、対立的なものではなくなるのです。結果的に、自然なものを抑圧する父権的な信念
は取り払われます。一度取り払われれば、抑圧によって起こっていた行動のひずみはすべて、もう存在することができません。結果的に、あらゆる種類の憎悪や
怒りも存在できません。原始水瓶座時代の自然の法則によって定義(土星)された個人と集団のリアリティーを取り戻すことで、私たちの個人的、集団的な身体
組織だけではなくて、この惑星そのもののバランス状態も取り戻すことができるのです。海王星のノースノードが獅子座にあるので、冥王星が獅子座の世代がこ
の必要とヴィジョンを発言し、勧めていくことは顕かです。偉大な占星術師ルディアが指摘し、予言したことによると、この世代が1990年代に「シードピー
プル」となる子供たちを生み、現在、宣言され始めたばかりの水瓶座時代を反映した新しい、ヴィジョンとパラダイムを世界にむかって送り出すはずです。意識
進化的視点から見ると、まず、(サウスノードノードが射手座にあり、ノースノードが双子座にあることから、)印刷媒体、映画やテレビなどを通じて、このア
イデアがこの星のすべての人々にむかって、種まかれるはずです。
最近の歴史を振り返ってみると、獅子座冥王星世代がなぜ、新しいパラダイムとヴィジョンを受け入れる必要性を説く主導的世代なのかが説明がつきます。
60年代中盤から後半にかけて、それまでの時代の基準や、習慣、モラルやコンセンサスに対する前衛的な反乱がこの世代によって起こされました。これは結婚
制度をふくむ男女関係のあり方に対する反論も含まれていました。そこにはフリーセックスというスローガンをおぼえていらっしゃるかとおもいますが、結果的
に全面的な性的革命がおこりました。この中で、他の文明や時代における知識や情報のあり方、さらに、ドラックの使用による意識の拡大や、様々な東洋の精神
世界のあり方が、西洋の魔術や魔女術などと平行して検証されました。環境問題は多くの人が聖なる大地の復権を願い始めるにつれて、焦点化してきました。こ
うした流れは海王星が蠍座に移行するときにおこり、そのとき、海王星は、ネイタルチャート海王星のノード軸、水瓶ー獅子とTスクエアを形成しています。同
時にこの世代の出生図の冥王星は獅子座にあり、そちらともスクエアになっているのです。それと当時にトランジットの冥王星は乙女座に入ります。このトラン
ジットははこの世代の出生図のノード軸にTスクエアになったのです。この世代の反乱の引き金としてはこれだけではなく、トランジットの天王星が天秤座に入
り、この世代全体の出生図の海王星と合になったのです。性的な役割分担に対する時代全体の反乱が起こり、当時の男女関係に反映されました。木星と土星と冥
王星のサウスノードが山羊座にあり、それぞれのノースノードは蟹座にあることを思い出してください。天王星のトランジットが出生図のこの世代の出生の海王
星と合になったときに、彼ら世代のノードとTスクエアとなり反乱の引き金が弾かれたのです。女性運動はまさにこのときに始まりました。
60年代にわき上がったこういった意識革命は、環境問題、人種や階級感の格差の解消、女性と子供の権利、女性の地位向上という形で広がっていきました。
海王星と天王星が山羊座を運行し、冥王星が蠍座を運行している間に、これまで闇に隠されていたセクシャルアビューズメントの問題が明るみに出されました。
「傷ついた内なる子供」という言葉が、セラピー業界で流行語になりました。そして、1992年は女性が政治の世界にぞくぞくと進出しました。こうした事は
海王星と天王星が私たち(獅子座冥王星世代)の山羊座の冥王星、木星、土星のサウスノードに合になったときに起きたことです。トルコやパキスタンという父
権制度の要塞ともいえる国でも女性が立候補するようになったのです。
もちろん、ここで私がいいたいのは、我々がバッファローを追いかけたり、テントで暮らすような生活に逆行するということではありません。高速道路が走
り、スパーマーケットなどがある今日の我々の生活の生活習慣からして、そんなことはまず不可能です。自然の法則をいかにして我々の時代に適応させていくか
学んでいくことが必要不可欠な時代がきたという事なのです。それこそ、まさに、種の生き残りをかけたさけられない挑戦なのです。歴史を振り返り、7割の人
がコンセンサス(なれ合い)状態にいる事実をふまえれば、ニューエイジライターの多くが書いているように自動的に集合的な目覚めがおこるなどということが
あり得ないことはあきらかです。
全く正反対に、それは環境の変化によってさけられなくなって起こってくるでしょう。典型例として、様々な度合いの天変地変が起こり、変革を選ぶ以外に道
がないという事態になってくるはずです。私たち惑星の大問題としては、核兵器とそれにまつわる核技術の問題もあります。後で、この問題については別な角度
から述べたいと思います。この点についても冥王星について検討してみると興味深いことがあります。冥王星はダイレクトに核反応に関連があります。それが発
見されたのが正確に、蟹座を運航中に、冥王星そのもののノースノードである蟹座18度で合になったときなのです。そして、冥王星そのものが発見されたの
も、これもまた蟹座18度にあった土星のノースノードと合の時、で全く同時だったのです。月以外の惑星のノードなんて意味がないと思われている方々も、そ
ろそろお目覚めの時ではないでしょうか?
冥王星の発見から数年にして、運命の歯車は回り始め、最初の原爆が発明されます。世界大戦がその存在を正当化しました。思い出してください、戦争は父権
制が集団と個人を支配する時にだけ起きている現実なのです。これもまたおもしろいことに、原爆の発明者の一人であるオッペンハイマーは原爆をヒンズーの女
神であるカーリーに捧げたのです。カーリーは破壊と再生の女神です。彼の意図と希望(冥王星)はこうでした。その兵器を発明すれば、戦争の脅威は二度と起
こらないだろう、なぜなら、爆弾の破壊力そのものが、それを使うことを不可能にするだろうということでした。不幸なことに、そうはならずに、この発明は私
たちの自然界と現実の構造そのもの(土星)を永遠に根底から変えてしまいました。もう一度、トランジットを振り返ってみると、蟹座時代の山羊座準時代以
来、この忌まくも偉大なる発明以上にこの惑星に今日いる人たちや自然の法則や自然そのものに対する脅威となるものはありえません。原爆の恐ろしい威力はも
ちろん、第二次大戦においてアメリカが日本にそれを落としたことで証明されました。そして、まさにこのことは、冥王星が獅子座にトランジットし、アメリカ
合衆国のノースノードに合になったときに起きたのです。このことが合衆国を超大国にしました。そして、人類相互の関係性を根元から変容させてしまったので
す。その時冥王星はアメリカの水瓶座のサウスノードとオポジッションでした。このポイント、水瓶座と天王星と11室は現状を根本から急激に変革しようとい
う働きがあります。1962年の10月のキューバのミサイル危機の時、地球上のすべての人たちが明日をもしれぬ状態にありました。トランジットの土星と月
のサウスノードは合衆国のホロスコープの月のサウスノードにぴったり重なっていたのです。
それでは、こうしたことから何を学び、受け取ればいいのでしょうか?銀河回帰が起こりつつある時に冥王星は射手座に入っていきます。天王星と海王星はこ
れからあと8年から10年、水瓶座を運行し、海王星のサウスノードと合になります。我々のこの現実との関わりにおいて、個人と集団に対してどのような未来
が期待できるだろうか?まず最初に、完璧な未来予知や予測はあり得ないということを確認しておきましょう。個人と集団の選択は「いかなる時でも」それに続
く出来事に影響を与えます。もちろん、水瓶座時代は25000年続くわけですから、この元型的意図や変革に関わるチャンスはたっぷりあります。したがっ
て、この時点でできることとしては、個人や集団のあり得る可能性を述べるにとどまります。もちろん、我々の未来のほとんどは我々の選択に関わってくる問題
なので、現実的には20年から30年先をのべることができるのみですが、そういう精神的前提において、これから、私の未来についての考えを述べてみたいと
思います。
水瓶座と天王星のもつ元型的意図は必要な変化や成長を阻む状況からの自由と解放です。変化が波及することによって、成長が起こるわけです。冥王星の射手
座への進入は主として自然や、自然の法則の分野で起こってきます。射手座の元型は直接的に天地創造の真理と原理に関わっているからです。父権制度が台頭し
ていらい、人類偏重のために他の自然界の法則は極端なアンバランスをきたしています。今日、その結果は世界中で明らかになっています。たとえば、大気圏
(水瓶座)の破壊による地表での放射能の増加や、水、空、土の全体的な汚染、食物の汚染の進行、日々絶滅する生物種、地球に対する直接的強姦行為ともいえ
る熱帯雨林の伐採による森林消滅など、数え切れません。あらゆるものの限界を教えてくれる教師である冥王星がきたということは、破壊そのものも限界を示し
ていることを指し示しているわけです。結果的に自然が人間の組織にたいして、様々な形での大反乱をおこして、人間に警告してくるということを意味していま
す。つまり、自然、あるいはガイアの観点からいえば、妄想的な父権制の自然支配の教義の行き過ぎがどういう事態を招くか教えているという事です。
注意喚起の手段として、ますます大規模になっていく、地震、火山活動、竜巻を伴ったひどい嵐、ハリケーンや台風などがあります。最近の記憶として六つか
ら七つのハリケーンが次々とカリブ海上で発生するということがありました。さらなる警告として、温室効果の問題があります。次の百年の間に、2度から6度
も気温が上昇するという予測もあるのです。海岸線の侵入とそこにすむ人々や産業への影響も壊滅的なものがあります。そして、オゾン層の問題もあります。現
在のオゾンホールの大きさはヨーロッパ大陸よりもおおきくなっているのですから。放射線量の増加は現在、そして、将来にわたって、さまざまな遺伝子の突然
変異の原因となっていくでしょう。チェルノブイリのような問題はよこにおいても、将来にわたって誰が処理するかわからない核廃棄物の問題も残こります。核
のゴミの処分問題もいつまで続くかわかりません。
これは別に、エドガー・ケイシーをふくめた多くのニューエイジライターがいっているアメリカ西海岸地方が沈没するという予言が的中するいっているのでは
ありません。私が地質学を学んだところによると、この地域にあるチュートンプレートの性質上こういう事はあり得ないことです。この地域にもかなりの地震は
おこるだろうが、突然の出来事として、西海岸全体が、引き裂かれるということはありえません。こうした分断はすでに、チュートンプレートの自然に波打つ性
質上起きています。しかし、これは、何百年、何千年の期間で起こることです。人命に関わること以上に、これらの物質的損失とそのコストが人々の注意をひく
でしょう。こうした状態の中で、日々絶滅する生物種の問題は、あらゆる種の存在によって支えれれている生物環境の壊滅的災害をもたらしている。地球という
トータルなシステムによっている様々な生物種に対して、こうした破壊的なバランスの崩れは連鎖的な反応をおこして、最悪の事態を招くことになります。こう
した例は数え切れないぐらいあげられます。たとえば、南アメリカでは人がさされると死に至る毛虫の大発生が起こりました。これはこの毛虫の天敵が人間の活
動によって実質的に絶滅したことによって起こったのです。
こうしたことの別の形での自然の人間への反逆(水瓶)はバクテリアとウイルスの突然変異(冥王星)によっても起こっています。何年も私の仕事やレク
チャーに関わった人たちは私が、このことを何年も前から言い続けていることを知っているでしょう。ちょうど、冥王星が蠍座に入った頃、私はこうした生命体
が生き残るために突然変異を始めるだろうといいました。生命の生存本能は牡牛座のサインにシンボライズされています。牡牛座は蠍座の対極です。あらゆる時
空間の真理は極性を通じて現れてきから、たやすく理解できることです。これらの生物は、強烈な抗生物質や、人間による急激な環境バランスの変化に対して生
き残るために変異したのです。また、私は多くのウイルスやバクテリアが人間の生命を脅かすようになること。またこれは自然が、過剰になりすぎた生命種を押
さえてバランスを取るための必要な淘汰現象でもあると語ってきました。さらにそれは冥王星が水のサインである蠍座にいることから、主として人と人の体液を
通じて感染するものであるとも発言してきましたが、不幸にもこれは現実になってしまいました。
冥王星が火のサインに、海王星と天王星が風のサインに移動した今、少なくとも三つか四つのこれらのウィルスとバクテリアが再び変異して、空気感染型にな
るということありえます。これらの空気感染型は私たちすべてが分かち合う空気、大気圏を通じて広がっていきます。毎日のように飛行機で大陸をわたって人々
が旅をするいう旅行産業の時代において、これはもう大問題です。なんとかこの現象にも対応し、追いつこうとする医療産業にさらなるスポットがあたることに
なるでしょう。遺伝子産業や、新しい抗生物質、旅行による空気感染を押さえる技術をふくめて、新しい認識が芽生えてくるでしょう。このことから、人間の人
口問題に思い至る事はたやすいことで、人々の関心を引くでしょう。射手座は牡牛座と蟹座とインコンジャンクトであることを思い起こすと、雄牛の種のサバイ
バルが、地球の他の生物たちばかりでなく、私たち自身の人間の家族(巨蟹)や友人(水瓶)にも脅威となれば、誰でも注目せざるをえません。
やがて、これら事象の強烈なインパクトがこの惑星のあらゆる人々の信念体系全体を必然的に危機状態に追い込みます。乙女座も魚座も「危機」に対応する元
型でもありますが、射手座に入った冥王星は自然に、変通星座のグランドクロスを形成し、その中には、冥対点として双子座が含まれてきます。これは、父権制
によってきめられてきた現象に対する解釈にもとづく信念体系を溶かし去るためにとても重要なことです。別な言い方をすれば、人々はどんどん強烈になってく
る自然そのものの力に直面せざるをえなくなり、それを認めざるをえなくなってきているということです。乙女/双魚軸と射手座の関わりは人間の集合的なエゴ
に屈辱を与えて、人間の信念体系の仕組みを自然法と自然との調和的な状態に生きることに向かうように調整(変通サイン)してくるでしょう。
こうした状況の中で、現存する父権制的な既存宗教の狂信的な面は父権制特有の道徳的な制限をさらに激しく多数の人々に強制してくるでしょう。もうすでに
さんざんみてきましたが、さらにそれがひどくなるのです。これを描いている時点で、ちょうどアメリカ大統領に立候補しているその人が、もし、当選したら、
バイブルにのっとった政治を行おうとしているのです。そういう人は自由選挙が行われている国では、多数の意志を反映しているわけではないので当選するはず
もないですが、自由で公平な選挙がおこなえない国ならば、独りよがりな誇大妄想にもとづく教義を、自分の国ばかりではなくて、他の国もそれに習うようにと
強制してくるのです。それを実現する手段はもちろんテロリズムに他なりません。信仰に基づく自己正当化をもった宗教的テロリズムです。未来における真の恐
怖は、核と生物兵器によるテロです。少数の狂信的なグループが、地球そのものを人質にとって、彼らの教義を遂行しようとすることです。これはさすがに注目
を浴びます。そして、こうしたことは、そもそも狂気から始まった父権制の信念体系がぬぐい去られ、解体されるためにより大きな意識進化の意図において必然
的に起きてくるのです。要するに彼らは自ら自爆するのです。
歴史を振り返ってみると、前回冥王星が射手座にはいり、海王星と天王星もまた水瓶座を動いていたときは、まさに、人間の意識の大革命といえるルネッサン
スの時代でした。それは神と教会が万能の時代から、ヒューマニズムの時代への劇的な大転換でした。それはまた、自然の観察と研究にもとづく、自然科学とい
う新たな知識体系の始まりでもありました。同時に射手座の1度に冥王星をもつノストラダムスの
時代でもありました、そして、もちろん、彼は何千年にもわたる有名な預言(射手座)を世に送った人でもありました。彼が預言を書いた意図は人々に警鐘を送
ることで、壊滅的な出来事が起こらないという事を望んでのことでした。不幸にも、彼の預言は十分に人々に留意されることありませんでした。そして現在も昔
も預言はさして留意されることがなかったために、多くは現実になってしまいました。私見ですが、この同じサイクルが再び巡ってきたことのよって、私たちの
意識のフォーカスはヒューマニズムからガイアにむけてシフトするだろうと思います。地球は、生きており、常に目覚めており、相互に関係を持ちつつ、全体が
相互に支え合う存在である、自然の法則にむけて再び方向性を見いだし、法則から学び道を見いだすようになるでしょう。
一つのあり得る可能性として、人々の瞠目を浴びる事が起こるかもしれない。地球の生物の前に他の銀河や宇宙からきた生命体がその存在を表すことです。今
度は、少数の人の前ではなくて、集合的な存在証明をするわけです。コンセンサスレベルの人たちに対するこの事件の影響を考えてみましょう、特に、カール・
セーガンのように宇宙に我々しか存在しないと宣言している人がもつ、現状の信念体系に対するショックを考えてみましょう。誰もこうしたことが起こると言え
る人もいませんし、私も確証できませんが、直感的にはあり得ることだと思っています。なぜなら、このようにひどく自然のバランスを崩してしまった時には、
ひずみそのものが集合的な魂へのショック療法を求めるからです。この問題は宇宙物理学に関わって起きてくるでしょう。射手座の心理元型は、地球をこえた、
星や、銀河や、宇宙といった我々が夜見上げる広大な世界につながることで、意識の拡大をはかり、目覚めを促す事にあるからです。水瓶座の心理元型は人生を
離れた視点から見つめることにあります。今日、ハッブル天体望遠鏡が地球軌道上にありますが、遙か彼方の銀河を見つめ、そこからの新たな発見が為されてく
るでしょう。その結論が、当然と思っていた「現実」や自然観の既成概念に対する挑戦となるでしょう。こうした探求の性質は生来、自然に、自然の法則とまた
関連してきます。こうした「外宇宙」の観察の進展が重要なのです。さらに進んで、これらの観察結果が人間が自然の法則とのつながりを再調整する効果を持っ
ているということです、特に現在、海王星と天王星が、水瓶座9度の海王星のサウスノードに接近しつつあるので、私たちは信じられない発見があることを予測
できるのです。そして、この発見の性質が、様々な方法で、我々の自然の真実にあり方に対する既成概念を打ち砕くことになるはずです。私たちの太陽系の中に
おいてもすでに起こっています。最近、アメリカは木星にガリレオという宇宙船を送りました。現在、木星軌道上にありますが、それが探査機を木星大気中に送
り出したところ、この探査機はこの巨大な惑星に関して、科学者たちの通説を根底から覆すデーターを送り返し始めました。この事件のシンボリズムもおもしろ
いものです。母船のガリレオが木星の上から、客観的な方法(水瓶座)で観察しようとして、木星大気を貫く(冥王星)探査機をおくりす、それは自然に対する
既成概念(射手座)に脅威(冥王星)を与える効果があったということです。なぜ、おもしろいかいうと、木星は射手座のルーラーであり、このことが冥王星が
射手座に今回入ったこととシンクロしているではありませんか?500年前に、このサイクロが起こったとき、この発見は新大陸の発見として起きてきたので
す。今回のこの周期として、アクエリアスエイジの文脈でいえば、宇宙に新大陸を見つけたということになるわけです。私たちの太陽系でも、植民の可能性があ
る少なくとも一つの惑星として、火星が考えられます。
個人的視点から、射手座に入る冥王星と、天王星と海王星が水瓶座に入る事を考えてみると、非常におもしろい劇的なことがたくさん起こります。まず、宗教
的、社会的、家庭的な一般基準に対する反発と解放があげられます。このプロセスで私たち誰もが演じてきた建前や役割による偽りの仮面を自ら引きはがすよう
な出来事が自らの内面と周囲で起こってくるということです。私たちの本当の現実や真実が明らかになるのです。男女関係や友人関係、仕事関係、あらゆる人間
関係の中で、問題をはらんだ状況が起こってくるでしょう。内なる成長への欲望が増してきて、情緒不安定になってきます。多くの人の内面の不安定さは、外か
ら見た不安定さとしてあらわれ、さらにその人の現状を根底から激しく変えたいという欲望として現れてくるでしょう。多くの人にとってこの変化は新しい場所
に引っ越したいとか、未知なる場所を旅したいという欲望となって現れます。集合的には、おびただしい移民が一つの場所から、別の場所に流れ込み、その反動
で、ある国家は国境線を守るために、自国の移民政策を変更しなくてはならないかもしれません。
また、興味深いのは、あらゆる方向から私たちを攻撃してくる圧倒的な情報から身を閉ざそうという人々がどんどん増えてくることです。こうした、左脳的な
衝撃(双子・乙女)に個人の魂はだんだん反発(射手座を動く冥王星)をあらわしてきます。射手座を動いていく冥王星は徐々に、私たちの意識の重心を左かた
右にシフトし、直線的で経験的な機能から、非直線的で直感的に機能に移すのです。これは要するに、自分たちの奥深く(冥王星)で一体何が起こっているかに
同調し、耳をすます必要性を反映している。そのために、集団と個人は徐々にあらゆる情報源からの上澄みをすくうような双子座性に対して反感を持ち、敵対し
て来るようになるでしょう。これが、真実をはっきりという政治的リーダーが、彼の所属している党派にかかわらず、好意的に受け入れられるようになった理由
です。そして、反対に、二枚舌の政治家が、権威をそがれ、失脚する理由でもあります。ちょうど、この文章を書いている今、ニュート・ギングリッチ、アメリ
カ共和党の極右政治家がいい例として思い浮かびます。彼は、彼と彼の政策は彼の、「アメリカとの盟約(冥王星)」という双子座的お題目にもかかわらず、見
事にばれてしまいました。彼が下院議員になったときには、彼の人気も当時としてはなかなかだったのですが、これを書いている1996年には彼はウォーター
ゲート事件の時のニクソン大統領に負けない人気のなさです。射手座の冥王星は何であれ真実を暴露するので、彼の悪事もばれてしまいました。彼の転落は、冥
王星が射手座にはいった1995年の11月から始まり、徐々に彼の水星、天王星、土星、そして、双子座の太陽に対してオポジッションを形成し始めまいた。
是と同じ事がすべての偽りの仮面をかぶる人々に起こってくるのです。
個人が徐々に、情報の攻撃から自分を守り、右脳にチューニングをあわせるにつれて、水瓶座にはいた海王星と天王星の効果が現れ始めます。急速な脳の進化
が脳の樹状突起の発達によって促され、個人の真実ばかりでなく、創造の原理そのものにつながった、全く新しい直感的な現実認識と思想が生まれてくるので
す。したがって、私たちが自己と呼ぶ現象の解釈もまた父権的様式のしがらみを投げ捨て、必然的に良い方向へと変わっていくのです。一つの興味深い現象とし
て、この情報の「遮断」はインターネット的なものへの「同調」に変わってきます。ここでは人々はまったく、天王星的にそれぞれの相手を捜し出します。「共
通の志向」をもった者同士がつながっていくのです。なぜならインターネットは、完全な匿名が許されているので、完全に自由に、思想や欲求、そしてニーズを
実行するしないにかかわらず、表明できるからです。インターネットは世界中の人々がつながることを可能にし、、それは電気を止められさえしなければ、いか
なる政府のコントロールからも自由です。このことから、個人の権利に対して抑圧的な政府や、独裁的な政府にたいしては、無政府主義や、反対運動を促す働き
をすることにも当然なるでしょう。こうして書いている内にも、ドイツ政府がインターネットに検閲をかけましたが、どんな政府であれそれをすることはできる
でしょうが、インターネットの性質上、人々もまた、別の逃げ道を探すことができるのです。そして、実際、ドイツの人々はまんまとそれをやり遂げました。ま
たある意味で、ネットは「新しい阿片」でもあるかもしれません。
また、冥王星の射手座移動によって、インターネット(水瓶座)はほとんど確実に、新しい教育装置を開発するでしょう。教育は双子座と射手座に関係ありま
す。したがって、インターネットはかつてなかったような教育のチャンスを人々に与えることは間違いありません。大学のすべてのカリキュラムがインターネッ
トで受講できるようになり、世界中の大学がインターネットを通じた教育プログラムに参加するようになるでしょう。これはまた、全面的なホームスクール運動
も活性化し、人々はさらにお互いの持つ知識を分かち合い、多くの国の一般教育の枠組みから自由な子供たちを育て始めるでしょう。
もう一度強調したいのは、私たちは今まさに、25000年の新しい進化のプロセスに入ろうとしているということです。このように、必要とされる進化の調
整を達成するにとても長い時間がかかります。もし、水瓶座時代の終わりという遙か彼方のことを占星術のシンボリズムを通じて見つめてみると、アクエリアス
エイジの最後の200年は「濃縮された激しい期間」であることは明白です。そのときは人類と地球の双方にとってなかったほどの、未来の生存を左右する激動
の時でもあるでしょう。このときに土星のサウスノードが水瓶座に移り、冥王星のサウスノードもまた、水瓶座に移動します。土星のそれは厳密には紀元
2500年に、冥王星のそれは2700年に水瓶座にはいります。ノストラダムスはこの200年の後、一大異変が起こった後、銀河的な共同体が堅固に設立さ
れ、その下で世界平和が実現すると予言しました。この予言は、彼自身の言葉によって「千年期が終わるときに大虐殺がある。そして、墓に入った人々は放置さ
れる」と語られています。この200年間のはじめに、土星のサウスノードは水瓶座に入るのですが、ちょうどその日になんと、冥王星は射手座の28度の銀河
中心にあって、海王星と天王星は再び、水瓶座に逆行してきます。私たちは「最後の者が最初になる」というイエスの言葉が現実になることを祈るばかりです。
私たちがいち早く目覚めて、たいていの場合最初に犠牲になる、弱く、権力のない人々の必要がない苦しみをさける選択ができるようになることをを何よりも先
に祈っています。こうしたことは宿命では決してないのです。人類は神によって、自らの次の瞬間に起こることを自らの選択で変える権利と力が与えられている
のです。私たちのすべてが、母なる地球と調和し、その導きがえられるように。我らすべての上に神のご加護を。
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